たかいわ勇樹の徒然なる日記

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zoom RSS 野村美月 アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人

<<   作成日時 : 2014/11/08 23:58   >>

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 先月末、野村美月先生の新作小説「アルジャン・カレール 〜革命の英雄、或いは女王の菓子職人〜」上下巻が発売されまして、フランスをモデルにした架空の国が舞台で、菓子職人が主人公と言う事で買って読みました。

 舞台は革命とその後の混乱、王政復古を経て平和と繁栄を取り戻した国フロリア。そこで動乱時に名を馳せた英雄アルジャン・カレールが菓子職人として、魅惑的な菓子を魔法のように作り出し、時に銃を取って戦う活躍を描いたのがこちらの小説です。
 アルジャンの作り出す菓子の描写が、文章やイラストを見ていて食欲をそそられるのも見事ですが、それに負けずに強烈だったのが、女王ロクサーヌのキャラクターです。
 革命で祖国を追われ、亡命先で息を潜める生活に耐えられず、『みんなが贅沢できる国』を作るため身一つで戻り、当時一兵士だったアルジャンと出会い、彼に守られながらの逃避行の末、将軍バルトレオンを味方に付け、民衆の支持を得て女王の座を獲得する物語は読んでて痺れましたね。贅沢に不道徳なイメージが付きまといがちな日本だと、『自分が贅沢をしたいから、みんなが贅沢を楽しめる国を作る』という動機は、良くも悪くもインパクトがありますし、何より分かり易くて説得力があります。
 そんなロクサーヌとアルジャンの、『女王』と『女王の菓子職人』の間で作中度々菓子を通じて交わされる会話のシーンは静かな中にも積み重ねられた思いやドラマを感じずにはいられません。
 他にも色々要素はありますが、『菓子』と『女王』が物語において特に重要である事は疑いようがないでしょう。
 それだけに、上下巻で締められる事を惜しむ意見もあるでしょうが、綺麗に締められたおかげで心地良い余韻に浸りながら本を閉じる事ができて、私的にはこれで良いと思います。
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