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先日の記事でリニューアル第1巻を紹介した浅井ラボ先生の小説「されど罪人は竜と踊る」ですが、先日出版された「されど罪人は竜と踊る2 Ash to Wish」は更にシビアな展開を見せてくれます。 この巻でガユスとギギナは、警察から依頼された邪悪な禍つ式による連続殺人事件と、巨大企業から依頼された反政府組織の人質にされた天才咒式博士と巨額の身代金の交換立ち会いに始まる一連の事件に関わることになります。一見無関係なはずの2つの事件がどう結び付いていくかは実際に本を読んでいただくとしまして、この間のもう一つの見所は先程書いた人質の天才咒式博士レメディウスでしょう。 本編の合間合間に、才能と理想に溢れる天才咒式博士が世界の現実を知り、不正義に怒り、それを正そうとするも裏切られ、挫折し、狂気に魂を売ってまで理想を求めた末に破滅する姿が悲しみと憤りを誘わずにいられませんでした。 どんなに敵が強大でも現実が苛烈でも、理想を求めて諦めずに戦い続けた末に勝利と希望を手に入れるというパターンのハッピーエンドでなければ嫌だという方には、前回の記事でも書きましたが正直言ってこのシリーズはお薦めしません。逆にありきたりな予定調和に飽きて、やるせなさや救いのなさに浸るマゾヒスティックな気分もたまには味わいたいという方には良いと思います。
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