ドラマ JIN -仁- 完結編第9話

「南方仁がおれば、坂本龍馬は死なん!」
「助けますよ。俺が、この手で」
 以前からの放送、予告編で何度も何度も見てきた坂本龍馬と南方仁のやり取り。
 その約束を果たすため、動いてきた仁ですが、歴史上の龍馬暗殺の日は刻々と近付いておりました。

 龍馬暗殺の日が、彼の誕生日でもある11月15日だと思い出し、残り時間が1月もない仁は、咲、佐分利を連れて京へ向かいます。
 未来の特定の事柄に触れると激しい頭痛に襲われ、龍馬暗殺の未来をまともに伝えられなくても、龍馬を取り巻く情勢などから勝や咲などはその辺を察しているのは多少なりとも心強いですが、一方以前から仁と龍馬の関わりを探るよう命じられながらも大政奉還の計画を突き止められず立場が危うくなった恭太郎は、上役から龍馬暗殺を命じられ、板挟みになりつつも仁達を追うように京へ出発します。

 道中仁は気ばかり焦りつつも佐分利に諫められ、途中立ち寄った無医村で病人や怪我人を治療しつつ、京へ到着すると早速龍馬を捜し回ります。ですが流石に危険は承知の龍馬ですから(どちらかと言うと警護に就いている東の方がカリカリしているようですが)どこに隠れているか見当も付かないままいたずらに日は過ぎていきます。
 そして運命の11月15日、たまたま東に巡り会った仁と咲は、彼に必死で頼み込んで彼の潜伏している近江屋へ連れて行って貰いますが、龍馬が居るはずの部屋はもぬけの殻。もしや既に──そう思った彼の背中に突きつけられる銃口。と思ったら、外出していた龍馬でした。こういうふざけた所は相変わらず龍馬らしいと思いますが、本物の拳銃を無闇に人に向けてはいけませんよ(汗)。

 一緒に京を出ようと切羽詰まった表情で仁が龍馬に言っている所へ中岡慎太郎もやって来て、結局皆で連れ立って寺田屋へ。呑気に軍鶏鍋を囲む龍馬、佐分利に対し、なおも安心できず京を出ようとせっつく仁ですが、そこへ日付が替わったことを知らせる鐘の音が。
 未だ不安を残しつつも歴史が変わり、2人サシで向かい合うと、龍馬は仁にとつとつと話します。
 流されるまま志士を気取っていても、目標を見つけられない中、仁がコレラに立ち向かっていく姿を見て、日本の夜明けを目指すに至ったこと。
 日本の夜明け──倒幕のためと思い、幕府と長州の戦争に一枚噛んで、多くの死者が出るのを見た仁に、暴力は暴力しか産まないと言われ、大政奉還へ向かって方向転換したこと。
 仁を道標としてひたすら突き進んできたけれど、一つの区切りを迎え、もう国に関わらなくても良いかと尋ねる龍馬の言葉が別れの言葉のように思えてならない仁。まあ龍馬はあの性格ですし、西郷達を前にこれからは世界中の女と関わっていきたいから「世界の海援隊」ならぬ「海縁隊」などと言ってみせるのですから、別れの言葉のつもりはないでしょうけど、仁の立場からすれば仕方ないかと。私も見ていて寂しい感じがしましたし。

 ところが龍馬を寺田屋まで送っていった中岡は軍鶏鍋を固持して外へ出た所を襲われますし、更に東が外を見回りに行くと寺田屋の側で張っている恭太郎を見つけて斬り合いに。
 そして水を汲みに降りてきた龍馬が外を見ると、恭太郎とその仲間を相手に斬り合う東を見つけて飛び出しますが、ピストルを上に置いていったため恭太郎に刀を突きつけられ絶体絶命の窮地に。更に時を同じくして仁も頭痛に。
 旗本としての務め、家族の命と龍馬との板挟みで躊躇して、それでも刀を振り上げる恭太郎の前に、仁を連れた咲が現れ、更なる混乱状況に。そこへ敵を振り払った東が恭太郎の刀を打ち払いますが、目を瞑って刀を振り回した先にあったのは龍馬で、額をザックリ切られて倒れる龍馬! 何だよその展開! いくら大筋は守りつつも原作とは違った展開にする攻めの姿勢は評価するにしても、これは流石に無理があるでしょう!?

 いよいよ次回は最終章前編とやらで70分拡大版だそうで、果たして仁は龍馬を助けられるのか?
 仁の留守の間、三隅の罠で窮地に落とされていく仁友堂はどうなるのか?
 そして仁の運命は?
 如何に? 如何に? 如何に!?

JIN -仁- 完結編 公式サイト
http://www.tbs.co.jp/jin-final/

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