雑賀礼史 真リアルバウトハイスクールXX

 今年は梅雨寒が続いて周囲には体調を崩した人がちらほらと出て、私も腹、喉、鼻水としっかり夏風邪の症状が出て、今でも鼻水に悩まされている今日この頃、皆様に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。
 さて、こちらの更新も約3ヶ月弱ぶりとなりますが、今回は雑賀礼史先生の新作小説「真リアルバウトハイスクールXX」を紹介したいと思います。

 雑賀礼史先生と言えば、「召喚教師リアルバウトハイスクール」で知ってる人は知ってると思いますが、記事のタイトルでもお察しの通り、「召喚教師リアルバウトハイスクール」の直接の続編が、今回紹介する「真リアルバウトハイスクールXX」です。それも2巻同時の発売です。

20190701.jpg はい、こちらがその表紙です。
 2巻同時発売ということで、くっつけると1枚のイラストになるという趣向です。
 でもこれだけで喜んではいけません。

20190702.jpg ご覧下さいこの厚さ。
 比較対象として1円玉を置いてみましたが、薄い方である「真リアルバウトハイスクールXX 春の嵐と虹の龍」でも450ページ以上ありまして、もう1冊の「真リアルバウトハイスクールXX 少年探偵と虹の悪魔」に至っては、後書きまで含めると600ページまで達してます。
 これを読み応えがあると思うか、気が遠くなると思うかは皆さん次第という事で。

 さて、肝心の内容はと申しますと、前作から十数年後を舞台に、前作の主要人物達の子供世代が主人公となって活躍する、いわゆるネクストジェネレーションものです。
 しかしそれだけには留まらないのが流石と言いますか、これは「シュタインズ・ゲート」でご存じの方も多い、タイムリープの要素まで入っているのです。つまり、どれだけ破滅的な状況になっても時間がリセットされると言う訳で、逆に言いますと作品中では何度も破滅的な状況が繰り広げられますから、これから読むという方はその辺覚悟を決めておいて下さい。
 で、タイムリープものとなりますと当然時間がリセットされる前の記憶を持っているキャラクターがいないと話が成り立たない訳で、それが本作の語り手でもある、前作主人公・南雲慶一郎の息子である南雲真紅郎と、“美少年探偵”(生物学上は「女」)折尾莉緒でして、それぞれの視点で別の視点では語られなかった所や、もう一方の異常さなどを補いながら話が進んでいく趣向です。
 あと、アクション描写は前作に劣らず健在だし、ネクストジェネレーションものの醍醐味でもある前作で登場したキャラクターの『近況』も所々で書いてありますし、他にも魔法少女などあれこれ要素が詰め込まれてますので、『続編』に対する期待に大いに応えてくれる作品でした。

 ちなみにあとがきで作者が「万が一、この本がアホほど売れるようなことがあれば、続巻でお目にかかりましょう」と書いてますが、人気作品の続編でも続巻が保証されないほど出版不況は深刻なのかと思いつつ、私も続巻のために少しでも売上に貢献できれば幸いと、こちらの記事を締めさせて頂きます。

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

真リアルバウトハイスクールXX 春の嵐と虹の龍 (ファンタジア文庫)
真リアルバウトハイスクールXX 春の嵐と虹の龍 (ファンタジア文庫)真リアルバウトハイスクールXX 少年探偵と虹の悪魔 (ファンタジア文庫)
真リアルバウトハイスクールXX 少年探偵と虹の悪魔 (ファンタジア文庫)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック