日日日 狂乱家族日記 拾弐さつめ


 また前回の小説の感想から1ヶ月くらい開いてしまいましたが、その間に小説は読んでいるし感想を書く気もあるんですよ。ただ最近忙しくて時間がないだけで。師走って言うくらいだし。
 と言うわけで今回紹介するのは日日日先生の小説「狂乱家族日記」の最新巻「狂乱家族日記 拾弐さつめ」です。

 前巻の世界会議とそれに伴う急展開の後、大日本帝国は新しく帝位に就いた不解宮が掲げる『正義』の下、誰もが幸せになれる世界を目指して急速に変わろうとしていました。
 乱崎家も鳳火が超常現象対策局に復帰し、凶華も働こうとして結局あちこちで迷惑を掛けたり、他の面々も変わっていく世界でそれぞれ自分の行き方を模索したり、周りの変化に大わらわだったりします。
 しかし社会が激変すれば当然それについて行けない者も出てきますし、闇の中に光が当てられるとそこでしか生きられない者が住処を追われたりして、居場所を失った者達も少なからず出てしまうのは当然の流れでしょう。世界会議の最中に蘇った黄桜乱命はそうした『悪』を帝都の吹きだまり・正夢町に集め、町全体を巨大な賭博場『正夢カジノ』に造り替え、帝国に、不解宮に反旗を翻します。
 そんな中、千花は友人の桃草愛智を訪ねて彼女の実家である桃草組に正夢カジノに連行され、銀夏も幼なじみである乱命に対する過去の諸々を精算するため正夢カジノに向かい、その2人を探して他の狂乱家族の面々も正夢カジノに足を踏み入れる、と言うのが今回の筋書きです。

 これまでオカマキャラで雰囲気を和ませたり、引っかき回したり、千花との絡みでヤキモキさせたりといった役回りが多かった銀夏ですが、今回はしっかりメインを張ってくれます。ええ、シリアスに男してます。
 また千花も乱命の死と共に止まっている銀夏の時計を再び動かし、銀夏への恋心にどんな結果が待っているにせよ決着を付けるため、圧倒的な力の差は覚悟の上で乱命との戦いに挑みます。
 そして乱命もまた、不毛な三角関係にけりを付けるため、自身の目的のため戦いに身を投じるのですが、その彼女の目的がどんな形になるのか、そもそも彼女は一体何なのか、いくつもの謎を抱えたままストーリーは次の巻へと続きまして、出来ればこれまでのようにスカッとする終わり方を見せて欲しいのですが、今回ばかりはさてどうなることやら……

狂乱家族日記 拾弐さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-12)
エンターブレイン
日日日

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック