クラブイベント「リハビリ」レポート

 さて、11月24日の午前中は西口方面をあちこち回りましたが、午後になると天気予報通り雨が降ってきました。
 せっかく買ったステッキもこれでは様にならず、折りたたみの傘を差して表現難民互助会のイベント「リハビリ」の会場へ向かいます。

 この記事を初めて見る人のために説明をしますと、表現難民互助というのは表現したいものがあるのだけれど様々な事情で発表する場がない人たちの団体で、奇数月に「リハビリ」、偶数月に「ANSWER」というクラブイベントを開催してショーを見せているそうです。
 会場となるクラブハウスArcHがある新宿二丁目は、オカマ、ゲイ、ホモ、ニューハーフ──いわゆる同性愛者向けの店が立ち並ぶ場所と言うイメージを持っている人も多いと思いますが、ArcHが入っているビルは二丁目でもまだ端の方に位置しているせいか周囲にその手の店は見当たりませんでした(あくまでざっと見た限りですが)。
 到着したのは開場時間の午後3時前でしたが、準備に手間取っているらしくまだ入れず、仕方ないので前にあるサンクスで時間を潰します。
 ようやく開場すると、受付の所で先日のデザインフェスタで知り合ったh-m-TAKAさんと再会します。
画像

 残念ながら会場内は全面撮影禁止だそうでしたが、せっかくだからとビルの入り口前でh-m-TAKAさんに撮影してもらったのが上の写真です。
 本当はこの上にもう1枚コートを着ているのですが、せっかく以前買ったストライプステッチ&サテン中折れHATに合わせて着て来たスーツですし、ついでにステッキも合わせて撮ってもらいました。冬もすっかり押し迫って、仕舞う前に帽子に見せ場を作ることができて本当に良かったです。言ってみればこれも私なりの表現というやつで。
 さて、改めて会場に入るとDJの選曲による音楽が会場内に流れてますが、世間でよく聴く音楽もあれば、独自のアレンジがされていたり、時にはDJの方が歌ったりなんかもしてます。
 およそ2時間を2人のDJが担当しましてその間、h-m-TAKAさんに表現難民互助会の代表者SOSUKEさんを紹介して貰ったり、会場の片隅で占いのコーナーをしているロダムさんという方にタロット占いをして貰ったりしながら、音楽を聴いたりして過ごします。時間が経つにつれて他の客も入ってきますが、見た感じとしては男女特に偏りなく入り交じっている感じでした。でも中には元・男という方もいまして、端の方にあるとはいえやはり新宿二丁目なんだなと思ったり。とは言え大半はノーマルな人たちで、純粋に他ではなかなか見られないショーが目当ての客でした。もちろん私もその一人ですから。念のため。

 開場が遅れた分5時を20分ほど過ぎた頃、SOSUKEさんがステージに上がって挨拶に入ります。その際、SOSUKEさんの妹さんと姪御さんが今回会場に来るので面白くなくても面白い顔をして下さいと注意がありました(笑)。まあそんなジョークを交えながら挨拶と諸注意がされます。
 ここでのクラブイベントは3部のショーケースに分かれていて、1つのショーケースに何組かのユニットが発表を行い、ショーケースの間にDJを挟むという形式になっています。以後こちらのレポートではそれらの中でも特に印象に残ったものを飛び飛びに紹介することになりまして、全部をカバーできなかったことを前もってお詫びしておきます。
 まず最初のショーケースは「灘そうそう」の英語バージョンを皮切りに、歌中心の比較的広く受け入れられやすい発表でまとまってます。それでも最後の†sHowka†さんともう1人による、「ダンス」ではなく「動き」で
その曲の世界を表現するというのは、一昔前のバラエティ番組でそういうのをやってたようなやってないようなという感じで、まあ笑えましたけど(笑)。

 ショーケース1が終わってDJに入ると、既に夜の6時を回っていたので前のサンクスへ夕食を買いに行きます。会場内はドリンクの持ち込みが禁止されているので、仕方なくサンクスの前で食べますが、未だ降り続ける雨のせいで寒いの何の。結局半分くらい食べたところで飲み物は全部飲み干して、食べ物の残りは会場内へ持ち帰ります。で、会場内のバーカウンターで温まる飲み物を頼もうとしましたがホットドリングは扱ってないそうで、仕方ないから一番体が温まる酒は何か訊いたらテキーラを勧められます。以前世界遺産の番組でテキーラの産地を見たことがあって、機会があったら飲みたいと思ってましたからショットで注文します。まずショットグラスと一緒に付いてきたレモンを口の中で搾り、レモンの汁とテキーラを一緒に飲む、有名な飲み方でいきます。これで多少は体の中が温かくなった気がしますが、次の日風邪を引いたらたまらないので念のためウォッカのオレンジジュース割りも注文して残りの食べ物も片付けました。

 そんなこんなでショーケース2に突入すると、1に比べてよりコアな内容になってきます。
「ヘルシング」のゾーリンブリッツ中尉よろしく顔の右半分に模様を描いた(ゾーリンブリッツ中尉のは模様じゃなくて文字や図形ですけど、そういう感じだということで)としくにさんの発表ではステージの前に座っている中から1人女性の方を選んで椅子に座って貰い、それを母親に見立てて学校でタニシと呼ばれて苛められる少年の苦痛を訴えるというネタです。周りはそれを聞いて笑ってますけど、正直私はドン引きです。本人は即興だと言ってましたが、もし実体験でなかったらこの人は相当な演技上手だと思ったくらい、真に迫ってました。
 他にも表現難民タカセユイコさんは、歌おうとしてなかなか声が出ないという演技で、やっと声が出たら「ドナドナ」だったというオチだったり、幡ヶ谷クオリティという2人組のユニットがそれぞれ1人ずつポールダンスを披露したり、最後はパーカッションの演奏で締めくくられます。

 そうして次のDJが入りますが、この時の担当の方は何と、ALI PROJECTのライブのバックダンサーでお馴染みになっているアザレア・ポンチカのインガ・ペルセフォネーさんです。
 既に2つのショーケースを経て客の興奮が静かに高まっているのに加えて、インガさんの流す曲が時として淫靡、時として妖艶、時としてトランスな曲を巧みにチョイスしているものですから、ステージ前のダンスフロアは特にノった客が出てきて踊り出します。それが見ている客を更にヒートアップさせて次は自分とばかりに出ては引っ込みの繰り返しです。かく言う私もステッキと帽子を振り回しながら不格好なダンスを踊ってました。でも凄く楽しかったですよ。

 さて、名残惜しくもDJが終わると、ショーケース3の前に今回のメインイベントとも言うべきデザインフェスタのステージの再演が始まります。私、デザインフェスタでは諸般の事情でステージを見られなかったので、今回見に行って来たわけでして。
 最初に「攻殻機動隊」や「イノセンス」のオープニングであったのに似たアジアンチックな曲が流れ、ステージの幕が開くと服というより布と言った方が正しい感じの衣装を纏った出演者たちが現れます。それで東南アジアテイストな音楽とダンスが始まったと思ったら、出演者の一人の衣装が中東風に変わったり、途中で般若の面を付けた和装の人が長刀を振り回してきたりと、これはもう一種のごたまぜ、カオス状態です。おまけにステージが進むにつれて内容も次第に、一言で書き表せば過激になってきまして、正直よくこんなのをデザインフェスタのステージでやれたもんだなと良くも悪くも思いました(汗)。

 まあそんな感じでステージが終わるとショーケース3がまだ残ってましたが、電車の都合がありましたので退場して帰途に就きました。
 表現の場を求める人たちがそれぞれの表現を持ち寄ってイベントを開催するというのは立派な考え方で、たいした行動力だと思います。その表現が私にはいささか強烈でしたが、見習うべき所はたくさんあると思ってます。もちろん取捨選択はしますが(苦笑)。

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