九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 -City of Darkness-
ゴールデンウィークも今日が最終日、皆さんどう過ごしてましたか?
私は普段と同じ曜日にアルバイトを入れてましたし、ゴールデンウィーク進行とかの影響で本の新刊がたくさん積み上がってる他は大体いつもと同じように本を読んだりパソコンに向かってるインドアなゴールデンウィークを過ごしてましたよー。
……なんて書いてみたらちょっと鬱入りそうな今日この頃ですが、考えてみたら上にも書きましたがいつも通りのことなので気を取り直してゴールデンウィーク中に読み終わった本の紹介をしようと思います。

普段私が読む本と言えば小説に漫画、あと歴史やキリスト教関連とかがメインで、写真集や画集といった類はほとんど読みません。
ですが、私がHPで掲載している小説「新宿仮面舞踏会」に出てくる小九龍の元ネタで、取り壊されてもう10年以上経つというのに未だ「魔窟」と畏れられ、スラム街の代名詞、混沌と悪徳の象徴とされる九龍城についてより詳しく知るため、数ある九龍城関連の本の中でも特に評価の高い「九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 -City of Darkness-」を買い、読んでみました。
この本は基本的に写真集のようですが、写真とその説明文が掲載されているだけの一般的な写真集のイメージ(と私は思ってます)とは違い、実際に九龍城で生活していた人たちのインタビューをメインに掲載してありまして、豊富な写真との相乗効果もあって、在りし日の九龍城の様子が読んでいてありありとイメージできます。
密集して建てられたビル群などのせいで太陽の光が届かずお世辞にも清潔とは言い難い路地、壁や天井にむき出しで張り巡らされた配管やコード類、外から離れて写した写真だとまるでそこだけ空気が淀んで見えたりと、魔窟、混沌のイメージはおおむね間違っておらず、私の小説に出てくる小九龍が果たしてこの何分の一でも表現できただろうかと恥じ入るばかりです。
しかし、この本ではそういう負の側面ばかりでなく、最盛期には3万人以上もの人々が住んでいた生活の場所という面がむしろメインで紹介されてまして、当時の住人のインタビューはもちろん、写真も人々が九龍城内の住居や路地、商店や工場などで暮らし、働いている場面がたくさん掲載されているおかげで、面積や人口といった数字だけでは表すことができない生活感が掴めます。
それから、住人のインタビューでおおむね共通していたのは、経済的事情や愛着など理由は様々ですが、取り壊しが間近に迫る中、いずれも九龍城を離れたくないと訴えていることでした。九龍城がただの混沌や悪徳の吹きだまりだとしたら、そんな気持ちにはならないでしょうから、一口では語り尽くせない九龍城の奥深さというものを感じずにはいられません。たとえこの本が九龍城というものの全てを表現しているわけではないと分かっていても──
私は普段と同じ曜日にアルバイトを入れてましたし、ゴールデンウィーク進行とかの影響で本の新刊がたくさん積み上がってる他は大体いつもと同じように本を読んだりパソコンに向かってるインドアなゴールデンウィークを過ごしてましたよー。
……なんて書いてみたらちょっと鬱入りそうな今日この頃ですが、考えてみたら上にも書きましたがいつも通りのことなので気を取り直してゴールデンウィーク中に読み終わった本の紹介をしようと思います。
普段私が読む本と言えば小説に漫画、あと歴史やキリスト教関連とかがメインで、写真集や画集といった類はほとんど読みません。
ですが、私がHPで掲載している小説「新宿仮面舞踏会」に出てくる小九龍の元ネタで、取り壊されてもう10年以上経つというのに未だ「魔窟」と畏れられ、スラム街の代名詞、混沌と悪徳の象徴とされる九龍城についてより詳しく知るため、数ある九龍城関連の本の中でも特に評価の高い「
この本は基本的に写真集のようですが、写真とその説明文が掲載されているだけの一般的な写真集のイメージ(と私は思ってます)とは違い、実際に九龍城で生活していた人たちのインタビューをメインに掲載してありまして、豊富な写真との相乗効果もあって、在りし日の九龍城の様子が読んでいてありありとイメージできます。
密集して建てられたビル群などのせいで太陽の光が届かずお世辞にも清潔とは言い難い路地、壁や天井にむき出しで張り巡らされた配管やコード類、外から離れて写した写真だとまるでそこだけ空気が淀んで見えたりと、魔窟、混沌のイメージはおおむね間違っておらず、私の小説に出てくる小九龍が果たしてこの何分の一でも表現できただろうかと恥じ入るばかりです。
しかし、この本ではそういう負の側面ばかりでなく、最盛期には3万人以上もの人々が住んでいた生活の場所という面がむしろメインで紹介されてまして、当時の住人のインタビューはもちろん、写真も人々が九龍城内の住居や路地、商店や工場などで暮らし、働いている場面がたくさん掲載されているおかげで、面積や人口といった数字だけでは表すことができない生活感が掴めます。
それから、住人のインタビューでおおむね共通していたのは、経済的事情や愛着など理由は様々ですが、取り壊しが間近に迫る中、いずれも九龍城を離れたくないと訴えていることでした。九龍城がただの混沌や悪徳の吹きだまりだとしたら、そんな気持ちにはならないでしょうから、一口では語り尽くせない九龍城の奥深さというものを感じずにはいられません。たとえこの本が九龍城というものの全てを表現しているわけではないと分かっていても──
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