アニメ 夢使い第8話「思い出は消えて」

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 小学生の女の子、若葉の家では両親の喧嘩が絶えない。何かにつけて「若葉さえいなければ別れるのに」と叫ぶのが聞こえるものだから、若葉は次第に落ち込むばかり。そしてついにある日のこと、彼女は姿を消したのでした……

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 さて、塔子と燐子は夢使いの仕事を片付けた帰り道、男の子が木の枝から家の中を覗いているのを見つけます。
 この男の子、若葉の幼なじみで健太郎と言いまして、学校に来ない若葉を心配して家の中をうかがっていたようです。仕方ないので家の中に入ってみますと、若葉の部屋に不思議な色を放つ卵があって、何とその中に若葉が入っていました。
 常識を越えた不可解な事態ですが、こういう事件を解決するのが夢使いの仕事。そう、塔子たちの出番というわけです。

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 早速若葉がこうなった理由を調べに掛かる塔子たち。健太郎から若葉の両親が喧嘩ばかりしていたことを知り、更に塔子が若葉の日記を調べてみますが、どういうわけか日記には何も書かれていません。良く見てみると、日記の書き込みが新しい方から次第に消えていって、それにつれて、卵の中の若葉も幼くなっていくようです。
 両親のどちらかの、若葉がいなければという思いが生み出した悪夢が若葉を消そうとしているのではと推測した塔子たち。健太郎と燐子は若葉の両親を探しに飛び出しますが、父親は仕事先に来ておらず、母親は言うに及ばずで、何処へ行ったか分かりません。
 仕方なく、若葉の日記の残された記述を手がかりに、若葉が昔両親と行った喫茶店に向かうと、何故か風景がモノクロになっていて、店の中でパフェを食べる若葉と両親の姿が。慌てて健太郎が見せに飛び込むと、若葉たちの姿は消え、風景もカラーに。そして、若葉が喫茶店でパフェを食べた記述も、日記から消えてしまいます。

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 その後、ピアノの発表会、小学校の入学式と、日記に書かれた思い出の場所へ急ぐ2人ですが、行くそばから消えてしまい、同時に日記の記述も消えて、とうとう全ての日記が真っ白になってしまいます。
 もう駄目なのかと諦めかける健太郎に、日記がなくても健太郎の中の思い出があるでしょうと言う燐子。最後の希望をかけて行った幼稚園ですが、そこも消えてしまい、とうとう万策尽きてしまいます。

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 悔しがる健太郎たちの元へ塔子から連絡が入り、向かった先は産婦人科。先に付いていた塔子から見せられた卵の中の若葉は赤ん坊になっています。そう、そこは若葉が生まれた場所なのです。
 若葉が生まれたばかりの場面から醒めると、探していた両親の姿があり、同時にそこは半ば異界化しています。

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 口を開けば喧嘩ばかりになった両親ですが、若葉との思い出は嫌なことよりも幸せなことの方がずっと多いではないか──そう訴える健太郎。燐子も夢使いの能力で日記の消えてしまった記述を復活させると、若葉と両親の幸せな思い出の数々が辺りに浮かんできます。同時に卵の中の若葉もどんどん大きくなっていき、元の年齢に戻ると、卵が割れて若葉が現れます。
 結局、この悪夢を生み出したのは、若葉と若葉との思い出が枷になって別れられない両親と、自分がいなければ両親が別れられるのにと考えた若葉の3人が作りだした物だったのです。そして、割れた卵の殻が変化して現れた怪物──悪夢が未だに3人の思い出を食べようとするので、総仕上げに塔子、燐子がそれを撃破します。

 最後に、当事者に委ねられる決断──若葉と両親は、この離婚問題を3人でよく話し合って決めることにしたそうですが、どうなったかはここでは語られません。気にはなりますが、言うだけ蛇足だと制作側は判断したのでしょうか。そしてその方が話として綺麗にまとまると、私も思いました。

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  • 夢使い・第8話

    Excerpt: 「思い出は消えて…」 今回は両親の不和に思い悩む少女の話。現実感のある重い話には違いないですが、子供がからむと割合と救いのある結末を持ってくるようで、1話完結ではこれ位の話が合っているとは思いました。.. Weblog: Pinkの悪魔 racked: 2006-06-03 17:32