アニメ 夢使い第4話「土曜星あらわる」

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 タイトルにある通り、今回土曜星の夢使い、茶川三時花が初登場します。
 彼女は九州在住の、吉崎観音先生的表現で言うと「一般人が見たら資本主義に絶望するくらい」お金持ちのお嬢様で、夢使いになってまだ1年ほどだそうで、今回塔子と燐子は彼女のサポートにやって来たわけです。夢使いとしては先輩になると塔子に言われた燐子、まんざらではないと思いっきり顔に出てます。
 それにしても、九州を「すぐそこ」と言う辺り、塔子も相変わらずだなと思ってしまったのは私だけでしょうか?

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 で、三時花が受けた仕事というのが、死んでしまった恋人のことを思う余り、蝋人形館が上の画像のように変化してしまうほどの“悪夢”なのですが、その悪夢を生み出した男は、再び恋人を失うことを嫌がり、入ってきた三時花と燐子を追い出そうとします(塔子は外で寝てた)。

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 三時花の夢使いとしての能力は、お菓子のイメージを武器にして戦うものです。ところが迫ってくる人形の群には全く歯が立たず、2人は退却を余儀なくされます。

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 三時花の攻撃が効かなかったのは、夢使いとしてまだ未熟なのもありますが、三時花自身が悪夢を夢に戻すことをためらっていることもあるようです。
 悪夢である以上、すべからく夢に戻すべきだと主張する燐子とは当然の如く対立し、喧嘩腰になりますが、塔子が間に入り、ひとまず出直すことに。

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 三時花とて、理由もなくためらっているわけではありません。
 彼女もまた、夢使いであった恋人を失い、彼の跡を継いで夢使いになったという過去を持っており、だからこそ失った恋人ともう一度一緒にいたいという気持ちが分かるのです。

「思い出を大切にして、早く元気になった方が、新しい人生が開けるんじゃない?」
 燐子が言うことは確かに正論です。ですが、
「誰かを好きになる気持ちは、正しいか正しくないかだけでどうにかできるものですかね?」
 対して塔子が言ったこの言葉も一つの真実です。正論だけで人の心の問題が片付くなら、世の中はずっとシンプルになるはずです。

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 そうこうしているうちに、悪夢はとうとう暴走を始め、塔子たちに襲いかかってきます。ここまで来ると、テレビの特撮物のノリですね。まあ、夢使いはそういうのをモチーフの一つにした作品ですから、正当と言えば正当ですね。

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 事ここに至っても未だ手を下すことをためらう三時花に、塔子が左目の能力を介して見せたもの──それは、死んでもなお三時花に寄り添う彼女の恋人、悟の姿でした。

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 2人はいつでも一緒にいる──例え後ろ向きと言われようとも、それが三時花の選んだ夢使いとしての道。
 迷いの晴れた表情で繰り出す必殺技、ドリル・オブ・ソフトクリームは空中の悪夢に大打撃を与えます。
 それから本性を現した悪夢にドリームサイクロンを打ち込みますが、これはもうストーリー的には蛇足と言っていいでしょう。あくまで私自身の感想ですが。

 未来に希望を持って生きる者、過去を糧にして生きる者、夢の見方は人それぞれですが、夢を見るのは自由です。ただ、「夢を見る資格もない」と塔子が最後に独りごちた台詞が気になりますね。まあそこは追い追い分かることと信じましょう。

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    Excerpt: 「土曜星あらわる」 言っていいですか? 能登ばんざいだよ能登 本当によかった、能 Weblog: Brilliant Corners racked: 2006-05-08 17:05