たかいわ勇樹の徒然なる日記

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zoom RSS 水野良 グランクレスト戦記 1 虹の魔女シルーカ

<<   作成日時 : 2013/08/25 14:29   >>

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 水野良先生と言えばロードス島戦記などで有名ですが、富士見書房とメディアファクトリーが共同で小説・TRPGで展開する大型ファンタジー・プロジェクト『グランクレスト』の皮切りとして、今月の富士見ファンタジア文庫の新刊で「グランクレスト戦記 1 虹の魔女シルーカ」が出ました。

 グランクレストの世界は大陸中に混沌(カオス)が蔓延し、それによる災害──魔物などに人々の暮らしが脅かされています。
 キャラクターのクラスは混沌を鎮める力『聖印(クレスト)』を持つ君主(ロード)、混沌を意識的に収束させて自身の望む現象を引き起こす魔法師(メイジ)、混沌を自身の体に取り込んで様々な能力を発現させて戦う邪紋使い(アーティスト)の3つがあります。
 君主は混沌を鎮め、領土を平和にして領民の暮らしを守り、魔法師は君主と契約してそれを補佐し、邪紋使いは戦いに手を貸すという建前になってますが、ほとんどの君主達は権力欲に取り憑かれ、聖印と領土、爵位の奪い合いを繰り広げ、魔法師を道具扱いする君主も少なくないという時代設定になっています。
 そんな時代において、理念を失った君主を軽蔑する魔法師シルーカは、魔法師協会の組織上の理由により、女好きと悪評の高い君主の元へ意に沿わない契約を結びに行く途中、故郷を圧政から解放するべく修練の度を続ける放浪の君主テオと出会います。テオの掲げる理想に、青臭いながらも君主として最も大事な資質を見て取ったシルーカは、半ば強引にテオと契約を結び、彼の目的を実現させるべく動き出します。

 能力や才能に溢れた者が、理想は高いが力が伴わない主人を軍師・参謀として補佐して一勢力のトップに押し上げていくストーリーは、古くは三国志の諸葛孔明など、根強い人気がありまして、この作品におけるシルーカも瞬く間にテオをその地方で無視できない勢力の主に押し上げていきます。
 ですが、そのために周囲の大勢力から危険視され、従属を申し出た勢力からも断られるという、あまりに有能すぎて墓穴を掘るという展開で、ドラゴンマガジンでの連載が終わり、その後どうなるか気になってこの本を買ったという人は私だけではないはずです。
 ちなみに連載された分の章にも何ヶ所か加筆された箇所がありますので、続きが気になって仕方ないという人でも飛ばさずに最初からしっかり読む事をお勧めします。

 あとは書き下ろしの章のストーリーをざっと説明しますと──、

 大工房同盟への加入を断られ、幻想詩組合の“好色伯”アルトゥークとは面会すら断られ、同盟の大軍を相手に孤立無援で戦う羽目になったテオ、シルーカ達は、それでも善戦し、何日も持ちこたえた上にセーヴィス王を討ち取る大殊勲までやってのけます。
 ですが、そのために双方共引くに引けない状況になってしまい、結局またシルーカが有能すぎて窮地に陥る羽目になり、もはや風前の灯となった彼女達の運命は──

 この結末は実際に作品を手に取って確認して下さい。
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グランクレスト戦記 1 虹の魔女シルーカ (富士見ファンタジア文庫)
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水野 良

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