たかいわ勇樹の徒然なる日記

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zoom RSS 中川大地 東京スカイツリー論

<<   作成日時 : 2012/06/04 00:09   >>

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 今さっき、「東京スカイツリー論」を読み終えましたので、頭に浮かぶ諸々の思いが消えないうちに書いておこうと思います。

 中川大地と言えば、こちらの日記を読んでいる方なら「クリティカル・ゼロ 〜コードギアス 反逆のルルーシュ〜」の著者としてご存じの方もいるかも知れません。そういう人が何故東京スカイツリーについての本を出したのかと疑問に思うかも知れませんが、筆者はスカイツリーの地元である東京・向島の出身で、スカイツリー(当時はまだ新タワーという暫定的な名称だった)の誘致が決定して、計画が進行中の段階から、区や事業主である東武鉄道の決定を受け身で待っているのでなく環境や安全の面など地元住民からも積極的に計画に関わっていこうとする運動に関わり、自身もタワーの試案を作成、提出しているのです(そうした経緯についても本書に書かれています)。
 とは言え最初から現実的な勝算として「反対運動」は無理と最初から内部で合意があって、インパクトのあるスローガンを掲げていないために大規模な運動に発展せず、幾ばくかの成果を上げながらも計画が進んでいく中で活動も収まっていくのですが、昨年3月11日の東日本大震災を契機として、当時634メートルに達する直前まで建設が進んでいたスカイツリーを、人々の『絆』を再発見する新しい媒体にできないか、という所から本書は書かれています。

 全部で5章に分けられた本書は、ハードウェアとしての東京スカイツリーの役割を初め、日本の歴史や世界のタワー史における東京や東京タワー、スカイツリーの意義、スカイツリーの計画から建設の流れにおいて地元がどのように動いてきたかなど、様々な切り口から東京スカイツリーを考察しています。私的には地元の動きを書いていった「コミュニケーション編」が、実に生き生きとした感じだったのでスイスイ読めました。

 ともあれ、テレビでありがちなスカイツリー賛美ではありませんし、さりとてアンチスカイツリー本でもありません。そういう白黒付けようというものではなく、可能な限り多くの目線からスカイツリーを考察していき、そこからスカイツリーを地元や社会にとってより有益なものにしていくにはどうすれば良いかと読者に呼びかけるのが本書の目的ではないかと読んでいて思いました。
 まあ東京タワーやエッフェル塔も、長い年月の中で人々の感想や存在意義が変わっていったわけですから、数十年単位の長いスパンで見ていく必要があるのでしょうかね? まあそこまで長く考えなくても、予約無しで上れるようになってからが一つの節目でしょうか?

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