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アニメ放送も絶好調の「狂乱家族日記」ですが、原作の方も先月に続いて「狂乱家族日記 番外そのさん」が出ています。「狂乱家族日記すぺしゃる」やネット配信からの掲載も入ってますが、他のシリーズの作品も抱えながら2ヶ月連続刊行という芸当は、流石ライトノベル界屈指の速筆家、日日日先生ですね。 さて、番外の3冊目は、乱崎家のご近所九龍商店街で唯一、狂乱家族乱崎家を(と言うよりほとんどは凶華を)相手にまともに接客できる中華料理屋・謝謝飯店を中心にストーリーが展開されます。 父親に暗殺者として教育されながら、生来の人の好さや母親との約束などの理由で暗殺者の道を拒み、母親の残した中華料理屋を継いだ竜骨寺柊雨。しかし彼の作った料理を食べた客はことごとく倒れてしまう。普通の材料を母親の残したレシピ通りに調理したはずなのに、このままでは妹共々商店街から追い出され、父親に言われるまま暗殺者の道へ進むしかなくなる。困り果てた兄に、妹の椿姫が呼んだ乱崎家の面々が突き止めた、料理を食べると倒れる原因は──というストーリーの「謝々! 暗殺中華!」を起点に、 ある日突然店が倒壊し、死んだ両親が残した借金のせいで土地も手放す羽目になってしまった韓国料理屋の娘・浮月証歩が、宿無しの身から謝謝飯店に身を寄せるまでを描いた「雨宿りデカメロン」、 食い逃げを取り逃がしてしまった椿姫が、優歌たちの協力で食い逃げ犯を捕まえようと優歌主導で『宴』を展開する「チクタクワニに気をつけろ♪」、 人間と動物の大規模な交流イベントを成功に導くため、超トラブルメーカーである乱崎家の面々をイベントに関わらせないように、下手に関わった方がかえって危険じゃないかと思いつつも上の命令なのでダミーイベントで狂乱家族の注意を引こうとするミスターX(仮名・女性)の苦悩と奮闘を描いた「サクラチラリズム」の、以上4編が掲載されています。 今回「狂乱家族日記 番外そのいち」と同じく語り手はバラバラですが、4編全てに登場する竜骨寺椿姫が兄以上にいいキャラをしてます。小学生とは思えない腹黒さに加えて、何かにつけて飛び出す薬物暗器の数々、その反面思うように店や兄の役に立てないことに悩んだりする弱い所など、いちいちツボを突いてくれます。ストーリーが進むにつれて段々心の中での抑えが弱まってきてるのか、度々黒い部分が表に現れてくる優歌とは、色々な意味で仲良くなれそうで、ストーリー展開に劣らず今後の絡みが楽しみです。
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